本日は、速いストロークやビート、速いツインペダルのドコドコフレーズ。
それらについてお話ししたいと思います。
皆さんはこう思ったことはありますか?
速いと力入ってしまい、疲れる。
速さが追いつかない。
スネアのストロークやバスドラのフレーズ、リズムでよくあるかと思います。
これらに対してやってしまいがちのミスとして
という気持ちから
自分のできるレベルよりも速いテンポを叩き続けて、身体に慣れさせようとしてしまうことです。
これをしてしまうとどうなるか
速さに順応することはなく、無駄に力が入ってしまい、逆に良くないこともあります。
原因として考えられるのは
- 気持ちが走ってしまう
- 腕を固めて叩こうとしてしまう
- 力で安定してないのを隠している
などなど考えられます。
今回はこの悩みを解決していきましょう
- 速い曲を叩けるようにしていきたい
- 速いストロークが追いつかない
- 力が入ってしまう
- どうしても安定しない
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できないことができるようになるまでの身体の仕組み
まず、ドラム以外で例えてお話しします
ゲームを想像してみてください
ドンキーコングやクラッシュバンディクーのような進んで敵を倒していくタイプのゲームです。
始めは難しく、操作もままならないため同じステージを何回も行っていましたが…
やっていくうちに上達していき、スムーズに進むことができてくるかと思います
気がつけば上手くいかないステージも楽々こなしていきます。
この仕組みとして
- 脳がまずキャラクターの操作方法を覚える
- ゲームをする、休む、またゲームをする
この繰り返しで身体に動かし方を染み込ませるというイメージですね。
また、ゲームは
うまい具合にステージごとに難易度がちょうどよく上がっていくので身体に染み込みやすいのです
しかし、このステージが最初のステージから鬼のように難しかったらどうでしょうか?
何回やっても上手くいかない上にイライラしてきます。
これだと脳が理解する前に難しいが勝ってしまうので上達しないのです。
身体も追いつきません
話をドラムにもどします
このゲーム、ドラムでいうと
例えば120のテンポでストロークがギリギリできるというレベルの時に
いきなりBPM200でやってしまう。
というイメージです。
ゆっくりから自分が余裕を持ってできる速さまで下げよう
急にやってしまうと上手くいかないと失敗してしまうので
まずは、ゆっくりからスタートしていきます。
自分ができる最低ラインのスピードまで落として練習をします。
少しでも動かし辛かったり、つまづいてしまうところは
実はできていないと言う証拠になってしまいます。
なのでつまづかないスピードを見つけてテンポを下げ安定するように練習していきましょう
できるところの安定性が上がることで
速い曲でもスムーズになりやすいです、
最初はスムーズにいかなくとも、スティックの動かし方が安定するので力が入りにくくなります。
一定の「自分ができる速さ」を、練習していき
フォームや耐久性を改善して余裕を出して叩けるレベルまで身体を慣れさしていきましょう。
フォームを見直したいときははこちら→
余裕とはどこまでのことを言うのか
- ストロークは一定のテンポで、8小節叩いていき
疲れが少なくなるまで - 8ビートはハイハットを刻む方の手と足のダブルが踏め、リズムが安定するまで
- ツインペダルはドコドコのフレーズが8小節、ドコドコフレーズを入れたビートを8小節
私が基準にしている安定するまでの余裕です。
だんだんスピードを上げていこう
安定するまで同じことをするのも飽きてしまうのと、
安定したあとの上達を目指すにはスピードを速くしていく必要があります。
がしかし!
先ほど言ったように、速くするとその分身体に負荷をかけ力が入ってしまいます。
また、速くしたけど上手くいかないと
安定するまで同じ速さで練習したのに。
どうしても力が入る…向いてないのかな。
と、メンタルに影響してしまいます。
なので速くするのは少しずつです
私の感覚的に、BPMを「1〜2」ずつ上げていくのが1番いいですね。
1ずつ上げていき、
ちょっと速いと感じ始めたら止め、安定するまで練習する
という方法が順応しやすいです。
普段よりちょっと速いスピードを体験
少しずつ上げる方法のほかにもう一つ練習方法があります。
自身が、ちょっときついけど届きそうな速さを体験して、先に速めを体験してみましょう。
先ほど、速いのはメンタルの低下につながると話しましたが、
届きそうなレベルを体験をして身体を予習していくのはOKです。
先に速い時の「疲れ方」「リズムの安定」「つまづく箇所」
を把握していき、少しでも身体に慣れさせましょう。
このテンポの基準は
個人的な感覚ではありますが、BPMが10+するくらいです。
安定しているスピードに10速さを足してみましょう。
矛盾と紙一重のギリギリを練習
慣れるまでゆっくりやれと言ったり、
速いのも多少なら大丈夫と言ったり一体なんなんだ?
と思ってしまうかもしれません。
しかし
自分を苦しめ、現状のレベルと合わないことをするのも良くないですが…
同じレベルでずっとやっていくのも良くありません。
自身で乗り越えられるレベルを少しずつこなしていきましょう。
自分の壁がわからずすぐに諦めてしまう時
自分の目標を立てて、練習しているとこのようなことがあります。
- 乗り越えられる壁がわからず、いつも高い難易度を掲げてしまい…いつもメンタルがやられる。
- 乗り越えられる壁なのに見切りの判断が速く、乗り越える前に辞めてしまう。
このパターンはどちらも危険です。
1は、メンタルの低下につながるし2はメンタルが低下して投げやりになっている可能性があります。
なので、まずは壁が高いと感じるまでの基準を自身でつけていく必要があります。
- 10回失敗したら難易度をしっかり落とす
- 10回中できたりできなかったりであれば少しだけ難易度を落とすのと、同時進行でやってみる
などなど、基準をつけて行ってみましょう。
すぐに諦めるのではなく何度か挑戦してみるのがいいです。
楽器をやめたくなったらこちらをご覧ください→
楽器を辞めたい時の対処法 https://moudy-drum.com/1317/
まとめ
今回の記事をまとめてみました
- ゆっくりからスタートし、フォームやつまづく箇所を見直し安定性をあげよう
- 少しずつ速さを上げて、徐々に身体に慣れさせよう
- ギリギリできるかできないかくらいの速さにも挑戦してスピードの予習をしとこう
- 難易度設定に悩んだら自身の基準を決めて行っていこう
速さに慣れるのは時間がかかりますが焦らず頑張っていきましょう
また、練習するにはスタジオだけでなく自宅でも練習が必要となってきます。
自宅で練習するためのおすすめのパッドをご紹介します。
ご自宅での練習方法はこちらから→
終わりに
いかがでしたでしょうか?
速さに慣れるには、どうしてもちょっとずつ身体に染み込ませるしかありません。
途中で疲れることもあります。
根気との勝負です。
速さに少し慣れたら、自身の速さにあった曲をやってみるのも良い気分転換なのでぜひ!
では、バハハーハー
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