今回は、「ハイハットの開け閉めで叩く際の足の使い分け」
についてお話ししたいと思います。
ハイハットって、実はすごく色々なことができます。
アップダウン奏法然り、
少しの手間を加えるだけでドラムの幅がぐんっと広がります。
しかし、手間を加える際に足の使い方って結構重要で
やり方が違うだけで行いやすさは天と地の差があります
それを少しでもやりやすくする方法をご紹介いたします。
アップダウン奏法についてはこちら←
- ハイハットの使い分けが上手くできない
- ハイハットを開閉する際の音がイマイチ
- ハイハットを開けるタイミングがわからない
ハイハットの役割
まずハイハットは、シンバルが二つ重なっており他のシンバルスタンドと作りが少し違います。
足と繋がっているんですね。
- クローズ(ハイハットを閉じて叩く)
- オープン(ハイハットを開けて叩く)
が主に使われております。
曲の盛り上がりなどで使い分けていきますが、それ以外にも
小節の終わりやちょっとしたニュアンスで開くことでかっこいいキメになるなどの変化があります。
開閉を繰り返すリズムなんかもありますね。
ハイハットは出す音を変えるだけでさまざまなことができます。
スティックのチップで叩くのとショルダーで叩くのとでも音が違います。
音や感覚の違いもご紹介しているのでよかったらこちらもご覧ください←
また、音を出すだけでなく
シンバルやタムなど叩いている際にリズムが迷子にならないように足でハイハットを踏みながらリズムを叩いたりしますね。
結構ハイハットでいろなことできる方ってカッコいいんですよね。
しかし、実際に挑戦してみようとすると
この難しさって、足の使い分けが関係しているんです!
私はハイハット全てに対して足の開き方や開き具合を変えております。
では、紹介していきたいと思います
ちょっとした場面でのニュアンス開き
まず、ちょっとした場面で開くとき
例えば、
小節の終わりにハイハットを開くリズムであったり、キメでハイハットを閉じてシャッとした音をだしたりと使われると思います。
このちょっとした音、結構細かく求められるので難しいんですよね
ちょっとした場面で行う足の使い方は主に二つあります。
つま先から上げる方法と、
かかとから上げる方法です。
つま先から
このつま先から上げて音を出す方法は、
長く余韻のある大きめの音が出しやすいです。
スティックをハイハットに当てるのと同時に足を上げるので、
タイミングがカカトで上げる時よりも掴みやすいのとつま先を上げた状態は維持しやすいんですね。
なので長く余韻のある音などでは
「つま先奏法」は大活躍です。
カカトから
次に、カカトからあげる方法です。
カカトはつま先と比べてペダルが開くまでのラグが少しあります。
また、ペダルが開いた後維持するのにもカカトだと大変なので、短くキレのある音が出しやすい印象です
なのでつま先で行っていたようなタイミングだと少しやりにくいので、リズムの中で入るキメなどに使用していきましょう。
足元はこんな感じです
ハイハットの開閉を使ったリズム
次はハイハットの開閉リズムです。
こちらもつま先から、カカトから両方使い分けております。
こっちの方が違いがわかりやすいかもしれません。
つま先
まずはつま先です。
先程と同じくつま先だと余韻を長くしやすかったり叩く時のタイミングが調整しやすいです。
細かい操作がしやすいってイメージですね。
逆につま先のデメリットとしては
つま先であげることで前脛骨筋(すねの部分ですね)
を駆使するので結構早く疲れます。
また、つま先上げは速い曲だとやりにくいです。
疲れると、開閉が大変なのでなかなか安定しません
なので、このようなリズムで少しゆったり目の曲は
つま先で調整するのが最適です
足元はこちら
カカトから
私はカバーしている曲が、テンポが速い曲が多く
この開閉するリズムで行う時は基本的にはカカトからが多いですね。
こちらも先ほど同様に余韻を長くするのは大変なので、
短く勢いのあるキメをする時やこのようなリズムの速い場合に多用します。
つま先と違い、
足の跳ね上げを利用して踏むので安定して叩きやすく疲労も少ないです。
こちらの曲で多用しているのでよかったらご覧ください←
このカカトからの開閉するリズムでのコツは
開くための足の意識をするのではなく、「リズムを感じて足を動かす」です。
このリズムは実は、
リズムが合ってれば自然と音がなるのでそんなに足を意識する必要はありません。
このリズムが上手くいかず悩んでいる方は
意識の方向性を変えてみましょう
例えると
足を意識している時は上げるタイミングに合わせてあげようとしています。
ゲームで言うと太鼓の達人で
太鼓が流れてくるのに合わせるような感覚でハイハットを動かしている状態ですね。
このような意識の仕方でこのリズムを叩くとその都度その都度足に意識を向けてしまうのでなかなか安定しません。
どちらかと言うとリズムを覚え、リズムを意識して叩いていきましょう。
他にもこんな練習方法が
ツインペダルを練習する時に
ツインペダルを忘れてしまった方やまだ購入していない方にオススメの練習があります。
それは
ハイハットのペダルをツインペダルの代わりにして踏んでいくことです。
ハイハットのペダルは
感覚の軽さは違えど動きや仕組みはペダルと似ています。
ペダルの変わりにハイハットを踏んで練習していきましょう。
この踏み方が安定すると、必然的にハイハット開閉するリズムも上達していきます。
ぜひ試してみてください!
まとめ
今回の記事をまとめてみました
- ハイハットを開く時はつま先とカカトで使い分ける
- つま先はタイミングを掴みやすく、長時間ペダルを開けるので音の余韻が長い
- カカトは短くキメなどで使える
- リズムで行う開閉は、つま先はゆっくり目・カカトは速めの曲
使い分けを行うとさまざまな面で役に立ちます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
ハイハットも足の動かし方や叩き方で音がかなり変わるので、難しいですが追求していくと
いろんな場面で活躍できる素敵なドラマーになるかと思います。
ぜひ色々試してみてください。
では、バハハーハー
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